プロ野球志望届の締め切りと侍ジャパンWBCメンバー発表:次世代の原石と世界一を目指す精鋭たち
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日本高校野球連盟への「プロ野球志望届」の提出が締め切られ、早稲田実業の強打者・宇野真仁朗や福岡大大濠の二刀流・柴田獅子らを含む計159名の高校球児がプロの世界への挑戦を表明した。ドラフト会議に向けた若き才能たちの動向に注目が集まる中、北海道からも個性豊かな有望株が名乗りを上げている。時を同じくして、フル代表である「侍ジャパン」も次回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けたメンバーを発表し、日本野球界は未来のスターと現在のトッププレーヤーの話題で活気づいている。
北の大地からプロを目指す逸材たち
北海道勢の中で特にスカウトの視線を集めているのが、北照高校の左腕・高橋幸佑だ。最速148キロを誇る直球を武器に今夏の南北海道大会でベスト4に進出し、U18日本代表候補合宿にも招集された実力者である。札幌生まれ横浜育ちの彼は、中学時代に横浜市選抜で県大会優勝を経験した後、北海道の北照へ進学。身長180センチ、体重82キロの恵まれた体格を持つ一方で、特技はお菓子作りという意外な一面も併せ持つ。
また、北北海道からは帯広農業の渋谷純希も注目の的だ。最速147キロの左腕で、パドレスの松井裕樹を目標に掲げる。今夏の北北海道大会では地区予選で涙を飲んだものの、帯広緑陽戦では1試合22奪三振という驚異的な記録を打ち立てた。身長181センチ、体重89キロの堂々たる体躯から繰り出す剛球は、プロのスカウトに強烈なインパクトを残している。
このほかにも北海道からは多士済々な顔ぶれが揃う。北星学園大付の石田充冴は、身長192センチという規格外のサイズを誇る大型右腕で、最速は149キロをマーク。紋別の池田悠真は実家が漁師という環境で育ち、最速150キロを計測する右の本格派だ。さらに今夏の甲子園のマウンドを踏んだ白樺学園の半沢利玖や、北見柏陽の左腕・山内悠生、旭川志峯の長打力ある外野手ウメビンユオ・オケム明らが志望届を提出し、運命の日を待つ。
史上最強の布陣、侍ジャパンWBCメンバー発表
高校球児たちがプロへの第一歩を踏み出そうとする一方で、世界の頂点を目指す侍ジャパンの井端弘和監督は、次回WBCに向けた登録メンバーを発表した。今回の編成における最大の特徴は、過去最多となる8名のメジャーリーグ(MLB)所属選手が名を連ねたことだ。
注目すべきは、ドジャースでワールドシリーズ制覇に貢献した大谷翔平と山本由伸の選出である。さらに、ホワイトソックスと契約を交わした村上宗隆、ブルージェイズへ移籍した岡本和真といった日本の主砲たちに加え、前回大会を怪我で辞退したカブスの鈴木誠也も満を持して代表入りを果たした。前回優勝メンバー15名が今回も選出されており、経験と実績を兼ね備えた重厚な布陣で連覇に挑む。なお、残る1枠については現在検討中であり、決定次第発表される見通しだ。
一方で、ドジャースでのルーキーイヤーにポストシーズンで鮮烈な活躍を見せた佐々木朗希は、怪我に悩まされたシーズンの疲労を考慮して選外となった。また、前回のWBCで日本中のファンを熱狂させたカージナルスのラーズ・ヌートバーも、オフに両足踵の手術を行ったため今回はメンバー入りを見送っている。
結束と始動
再び日の丸を背負うことになった山本由伸は、侍ジャパンの公式サイトを通じて「日本代表のユニホームを着ることに、深い誇りと責任を感じています。WBCに向けて万全の状態に仕上げるため、このオフもハードなトレーニングを積んできました。素晴らしいチームメートや信頼できるスタッフと共に結束し、頂点を目指します」と力強いコメントを寄せた。
発表されたメンバーには、捕手として坂本誠志郎(阪神)、中村悠平(ヤクルト)、若月健矢(オリックス)が、内野手には源田壮亮(西武)、小園海斗(広島)、佐藤輝明(阪神)、牧秀悟(DeNA)、牧原大成(ソフトバンク)らが名を連ねる。外野手陣も近藤健介、周東佑京(共にソフトバンク)、森下翔太(阪神)といった国内の実力者が脇を固める。
国内組は2月14日から24日まで宮崎県で強化合宿を行い、2月27日から始まる強化試合「侍ジャパンシリーズ」に臨む予定だ。大谷らMLB組は、3月2日に大阪で行われるエキシビションマッチからチームに合流する見込みとなっており、本大会に向けた準備がいよいよ本格化する。