18 4月 2025

バイエルンの伊藤洋輝選手、骨折から回復しボールを使った本格トレーニングを再開

1 min read

ドイツ・ブンデスリーガの名門クラブ、バイエルン・ミュンヘンに所属する日本代表ディフェンダー伊藤洋輝選手(25)が、足の重傷からの回復を見せ、本格的なトレーニングを再開したことが明らかになった。

クラブは日本時間4月7日、公式SNSを通じて伊藤選手の現在のリハビリ状況を報告。「伊藤が個別トレーニングを実施し、ボールを使った練習も行った」と発表し、スパイクを履いてボールを扱う姿を撮影した写真を公開した。写真では、ピッチの上で集中した表情を浮かべながら、フィジカル面のトレーニングに取り組む伊藤選手の姿が見られた。

伊藤選手は昨年7月28日に行われたドイツ4部相当のクラブ、デューレンとの練習試合中に中足骨を骨折し、長期離脱を余儀なくされた。それ以降は、ランニングシューズを着用しての軽いランニングや、室内での筋力トレーニングを中心にリハビリを続けてきた。

今回、スパイクを着用してのトレーニングは骨折後初めてのことであり、復帰に向けた重要なステップとなる。選手本人も周囲も慎重に経過を見守る中でのトレーニング再開は、チームにとっても日本代表にとっても明るいニュースとなった。

伊藤選手は昨年夏にバイエルンへ加入し、シーズン開幕直後に負傷してしまったため、新天地での公式戦出場はまだ実現していない。しかし、彼の回復が順調に進んでいることを示す今回の報告は、復帰を待ち望むファンにとって大きな励みとなるだろう。

また、バイエルンは今季、守備陣において複数の負傷者を抱えており、伊藤選手の復帰はチームにとっても戦力の大幅な強化が期待されている。日本代表としても、夏の国際大会に向けて、伊藤選手の復帰は守備の安定に繋がる重要なピースとなる可能性がある。

クラブ側は復帰時期について明言していないが、段階的なトレーニングを経て、徐々にチーム練習や実戦への合流を目指すとみられている。医療チームやトレーナーと連携し、無理のない形での復帰を進める方針だ。

今後も彼のリハビリの進展に注目が集まる中、伊藤選手は着実に一歩一歩、ピッチへの完全復帰に向けて歩みを進めている。