16 2月 2026

MLB最新情報:ベッツの「生涯遊撃手」宣言とナ・リーグ中地区の戦力再編

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ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手(33)が、今後のキャリアを遊撃手として全うする強い覚悟を示した。1月31日(日本時間2月1日)にドジャー・スタジアムで開催されたファン感謝イベント「ドジャーフェスト」に登場したベッツは、自身のポジションについて言及。「残りの現役生活をショートとしてプレーすることに100%の自信がある」と断言した。

かつて右翼手としてゴールドグラブ賞を6度も受賞した実績を持つベッツだが、昨季から本格的に遊撃手へ転向している。一般的に守備負担が大きく、加齢とともにパフォーマンスの維持が難しいとされるポジションだが、彼は「体調は万全だ。年齢を重ねればスローダウンすると言われるが、僕に関しては心配ない」と周囲の不安を一蹴した。昨季は遊撃手としてもゴールドグラブ賞の最終候補に残るなど適応力の高さを見せており、「今季はもちろん、毎年この賞を狙っていく」と守備面での高い野心を隠さない。

一方で、昨季の打撃成績は打率.258、20本塁打、82打点、OPS.732と、メジャー定着後では自身ワーストの数字に終わった。この不振については「去年のことは忘れ、自分を信じて進むだけ」と前を向く。「数字を良くしようと意識するのではなく、毎日の試合に集中する」と語り、メンタル面でのリセットを強調している。

カージナルスの外野手事情と若手のコンバート

ナ・リーグ中地区に目を向けると、セントルイス・カージナルスが外野手の補強に頭を悩ませている。編成本部長のチャイム・ブルーム氏は以前より右打ちの外野手を求めているが、補強市場での動きは鈍い。地元紙『セントルイス・ポスト・ディスパッチ』によれば、FAのランダル・グリチックへの関心は薄く、獲得候補だったオースティン・ヘイズも出場機会を求めてホワイトソックスを選んだ経緯がある。

こうした状況下で球団は外部補強ではなく、内部の若手活用へ舵を切っているようだ。注目されているのがトーマス・サジェスとホセ・フェルミンの起用だ。特に本職が内野手であるサジェスにとって、外野守備は「10歳の時以来」という未知の領域となる。

それでもサジェスが外野に挑戦するのは、出場機会確保のためだ。カージナルスの内野陣は遊撃にメイシン・ウィン、二塁にはデビュー間近の有望株JJ・ウェザーホルト、三塁にはノーラン・ゴーマンが控えており、定位置争いは激戦区となっている。球団としては、サジェスを内外野どこでも守れる「スーパーユーティリティ」として育成し、かつてのブレンダン・ドノバンのような役割を期待していると見られる。

カブス左腕スティールの順調な回復

シカゴ・カブスでは、左腕ジャスティン・スティールの復帰に向けた明るいニュースが届いた。昨年4月に肘の靱帯修復手術(インターナル・ブレース手術)を受けたスティールは、現在すでに30球程度のブルペン投球を行えるまでに回復している。地元紙の取材に対し、彼は5月から6月にかけてのローテーション復帰を計画していると明かした。

スティールにとって肘の手術は2度目となるが、2017年に受けたトミー・ジョン手術とは感覚が異なるという。「前回は新しい腕を手に入れたようで、使い方を再学習しなければならなかった。だが今回は、投げ始めた時から以前と同じ感覚だ」と、違和感のない回復ぶりを強調している。昨季離脱した元オールスター左腕が万全の状態で戻れば、ポストシーズン返り咲きを狙うカブスにとって大きな推進力となるだろう。

ブリュワーズの三塁手補強の舞台裏

ミルウォーキー・ブリュワーズの補強動向にも興味深い事実が判明した。球団は先日、ルイス・レンヒフォと1年契約を結んだが、『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者によると、その直前までラモン・ウリアスにも関心を寄せていたという。

ブリュワーズはレンヒフォを主に三塁手として起用する方針だが、守備指標の観点からは疑問が残る選択とも言える。ウリアスは2022年にア・リーグの三塁手ゴールドグラブ賞を受賞しており、二塁・三塁の守備指標ではレンヒフォを大きく上回る実績を持つからだ。ヒューストン・アストロズからノンテンダーとなっていたウリアスだが、昨季は打撃不振に苦しみ、wRC+は87まで低下していた。守備の名手を天秤にかけつつも、ブリュワーズが最終的にどのような判断基準でレンヒフォを選んだのか、その戦略的意図が注目される。