ビーズリー、CSファイナル初戦で先発し快投 敵地・東京ドームでの好相性を発揮
1 min read阪神タイガースがクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージに進出し、ジェレミー・ビーズリー投手(28)が10月16日の巨人との初戦(東京ドーム)で先発を務めた。
9日に宮崎で行われたフェニックスリーグのDeNA戦(宮崎市清武)で調整登板し、レギュラーシーズン同様の中6日でローテーションを組んで臨んだ。今季8勝を挙げた助っ人右腕が、伝統の一戦で見事な投球を披露した。
巨人戦での圧倒的な強さを発揮
ビーズリーは今シーズン、巨人との対戦で3試合に先発し、3勝無敗。合計18イニングでわずか2失点と圧倒的な成績を残しており、「巨人キラー」とも言える存在だった。この試合でもその力を遺憾なく発揮し、相手打線を封じ込めた。
さらに、東京ドームでは昨シーズンのリリーフ時代を含め、一度も失点を許していなかった。敵地での相性も抜群なだけに、阪神にとって心強い先発投手となった。阪神は今シーズン、東京ドームで4勝8敗と負け越していたが、ビーズリーの活躍が流れを変える鍵となった。
シーズン最終戦での悔しさを糧に
ビーズリーはレギュラーシーズン最終登板となった9月28日のヤクルト戦(神宮)で、打球が直撃するアクシデントに見舞われ、2回4失点で敗戦投手となっていた。この敗戦により、阪神のセ・リーグ連覇の夢は潰えていた。
しかし、ビーズリー自身は「セ・リーグ優勝は逃したが、日本一への挑戦はまだ終わっていない。次のステップに向けて全力を尽くしたい」と語り、CSでの巻き返しに意欲を見せていた。
CSファーストステージの先発陣も万全
12日からのクライマックスシリーズ・ファーストステージでは、初戦の先発を才木浩人、2戦目の先発を高橋遥人が務め、阪神は万全の先発ローテーションでポストシーズンを戦い抜いた。
ファイナルステージ初戦で巨人には1勝のアドバンテージがあったため、阪神にとって初戦の勝敗がシリーズの流れを左右する重要なポイントだった。対戦相手には今季12勝を挙げた戸郷翔征が登板したが、ビーズリーがこれまでの対巨人戦の好成績を発揮し、阪神が有利な展開に持ち込んだ。
クライマックスシリーズの初戦でビーズリーが東京ドームで快投を見せ、阪神にとって大きな勝利となった。