9 5月 2025

瀬戸大也、現役続行に前向き「もう一度挑戦したい気持ちが強くなった」

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競泳選手・瀬戸大也(30歳)が、パリ五輪後も現役を続ける意欲を見せた。16日、京都市内で開かれた水泳教室に参加した際、将来的な挑戦への思いを口にし、ロサンゼルス五輪出場も視野に入れていることを明かした。

瀬戸は今夏のパリ五輪、男子200メートル個人メドレーで7位に終わった。順位やメダルを逃したことに対しては悔しさをにじませつつも、大会そのものには充実感を覚えているという。オーストラリアを拠点に再起を図り、自身のスタイルを取り戻すことができたと語った。

「拠点をオーストラリアに移してから、自分らしい泳ぎを取り戻せた実感がありました。自己ベストを目指すレースができたのは収穫です。最後は体力が持たず、自己ベスト更新は叶いませんでしたが、納得のいくレースができました」と振り返った。

また、今後については「34歳でLA五輪を目指すのは簡単なことではない」としながらも、「どちらかと言えば続けたいし、もう一度チャレンジしたい気持ちがある」と前向きな思いを明かした。

帰国直後には引退も頭をよぎったというが、日本で多くの人々と触れ合う中で心境に変化があったという。「正直、五輪の直後はもう辞めてもいいかなと思っていました。でも日本に戻って、いろんな方と話すうちに、まだ自分にできることがあるのではないか、むしろ自分にしかできないことがあるかもしれないと考えるようになりました」と心の葛藤を語った。

今後は再びオーストラリアに戻り、9月に開催される国民スポーツ大会(佐賀・SAGAアクア)に向けて調整を進める予定だ。

現役を続けるかどうかの最終的な判断については、「もし続けると決めるなら、4年間しっかりやり切る覚悟を持ちたい。そのためにもコーチと今後の方針をじっくり話し合い、慎重に考えたい」と語った。

瀬戸大也の新たな挑戦は、まだ始まったばかりのようだ。ロサンゼルスの舞台で再びその姿を見ることができるのか、今後の動向に注目が集まる。