ジェイク・ポール対フリオ・セサール・チャベス・ジュニア戦:注目のアンダーカードと前座の詳細
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ジェイク・ポール、再びリングへ
2024年11月にマイク・タイソンとの試合で判定勝利を収めて以来、ジェイク・ポールがボクシングのリングに戻ってくる。次の対戦相手は元WBC世界ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベス・ジュニア。試合はカリフォルニア州アナハイムのホンダ・センターで、6月28日(土)に開催される予定だ。
ポールはもともとコンテンツクリエイターとして名を馳せたが、2020年以降はボクシング界に参入。これまでにも元UFC王者タイロン・ウッドリー、トミー・フューリー、そして“鉄人”マイク・タイソンといった著名な格闘家と対戦し、注目と議論を呼んできた。
タイソン戦での勝利とその波紋
昨年のテキサスで行われたタイソン戦では、58歳のレジェンド相手にポールが判定勝利。試合は初回から激戦となり、タイソンは序盤で体力を消耗。これによりポールの勝利には賛否が分かれたが、ボクサーとしての存在感を一層高めたことは間違いない。
チャベス・ジュニアとの決戦へ
今回の試合は、ポールにとってキャリアをさらに固める絶好の機会となる。一方のチャベス・ジュニアは、経験と技術でアメリカ人ボクサーの“ビッグマウス”に終止符を打ちたい考えだ。両者ともに高い打撃力を誇り、判定までもつれ込む前に決着がつく可能性もある注目の一戦となっている。
共同メインイベントと前座の見どころ
このイベントでは、ポール対チャベスの一戦以外にも見逃せないカードが組まれている。特に注目は、ヒルベルト“スルド”ラミレス対ユニエル・ドーティコスの一戦。実力派同士によるタイトル戦線を左右する一戦として期待されている。
試合は、DAZNのPPV(ペイ・パー・ビュー)で全米中継される予定。
大会概要と開始時間
・日程:2025年6月28日(土)
・会場:ホンダ・センター(カリフォルニア州アナハイム)
・開始時間:午後9時(現地時間)
・メインイベントの開始予定:6月29日午前0時ごろ
前座カード一覧
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ジョン・ラミレス vs 未定
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ビクター・モラレス vs レネ・アルバラード
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アレクサンダー・ゲチェ vs ヴィンセント・アヴィナ
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ジョエル・イリアルテ vs ユスフ・メトゥ
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ナオミ・バレ vs アシュリー・フェリックス
“幻想”の終焉?ポールの真価が問われる時
「ジェイク・ポールは幻想を売っていた」——このように批判する声もある。実際、これまでの12試合で彼が対戦した相手の多くは、すでに引退したMMAファイターやスポーツ選手であり、現役の一流ボクサーではなかった。
それでも2月には、カネロ・アルバレスとの超大型マッチが成立目前まで迫っていた。背景には、アルバレスの娘が学校で「ジェイク・ポールが怖いの?」とからかわれたことがある。これがきっかけとなり、交渉がスタート。試合が実現すれば、アルバレスには1億ドル以上の報酬が支払われる予定だった。
賛否両論のキャリアと注目の収益性
ポールは未だに“本物のボクサー”と呼ばれるには程遠いと指摘される一方、自己プロデュース能力に関しては業界屈指。リスクの低い相手を選び、高い収益を上げてきた戦略は評価されている。
彼の12人の対戦相手の年齢と経歴は以下の通り:
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24歳:ラッパー
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36歳:元NBA選手
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36歳:引退したMMA選手
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39歳:引退したMMA選手
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39歳:引退したMMA選手
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47歳:引退したMMA選手
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27歳:現役ボクサー兼リアリティ番組出演者
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38歳:引退したMMA選手
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35歳:セミリタイア中のボクサー
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35歳:セミリタイア中のボクサー
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32歳:現役ベアナックル・ボクサー
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58歳:引退したボクサー(マイク・タイソン)
今後の展望
今回のチャベス・ジュニア戦の結果は、ポールが本当に「世界タイトル」に手が届く実力を持つのかを見極める試金石となる。果たして“幻想”は真実に変わるのか、それとも完全に打ち砕かれるのか——ボクシング界が注目する一戦だ。