21 11月 2024

ゴルフ余聞:小林至博士の30年の歴史、スイングの変遷と継続的な課題

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小林至博士のゴルフについて振り返ってみると、今年も一つの年が終わろうとしていた。ただし、PGAツアーとLIVゴルフの合併話ではなく、自身のゴルフの旅について振り返りたい。実績から見ると、GDOハンデは11.8、JGAハンデは9.0であり、年間の平均スコアは85.4である。30回のラウンドのうち70台が3回、80台が22回、90台が5回となっており、昨年や一昨年と比べても着実な進歩は見られない。コロナ禍前後での平均スコアの変動は少なく、2019年の16ラウンドでの平均スコア「85.3」との差は微少だ。

小林博士のゴルフ歴は30年で、始まりは千葉ロッテマリーンズを離れた1993年オフに近所の練習場で始めたことだ。その後、渡米し、ゴルフチャンネルに就職するなど熱心に取り組んだが、安定した実績を残せず、特にフルショットやアプローチに課題を抱えている。練習場で身につけた技術がコースで生かせず、打法や再現性に乏しさを感じている。2001年に月1ゴルファーになった転機があったものの、現在でも週1回は練習場で打つなど練習は欠かしていない。

彼のゴルフにおける課題は再現性の欠如であり、ノーコン投手のように制球力はあるものの、スピードこそ出ない状態だ。彼自身、ゴルフの難しさや自身のアプローチが間違っているのか模索を続けている。来年への期待を込め、ゴルフが常に喜びをもたらすことを願っている。(小林至・桜美林大学教授)