阪神競馬場 芝1600mの特徴 – 桜花賞、朝日杯FS、阪神JFで狙うべき馬の探し方

阪神競馬場の芝1600mの特徴を、統計情報を基に見ていきたいと思います。

阪神競馬場・芝1600mの馬番別実績

最初に、本コースにおける枠順の有利・不利を確認してみたいと思います。

なお、馬番別実績は各馬番毎の勝率・連対率・3着内率に加えて、3着内率については期待値と実績の差分である「偏差」も掲載しています。そして、枠順の有利・不利はこの「偏差」がプラスかマイナスかで評価することになります。

なぜなら、単純に集計すると外枠の勝率・連対率・3着内率は内枠と比較して必ず成績が悪くなるためです。詳しくは こちら をご覧ください。

阪神競馬場の芝1600mの馬番別実績は下表の通りです。(集計対象は2006~2020年です。)

馬番勝率
[%]
連対率
[%]
3着内率
[%]
出走頭数偏差
[%]
018.914.721.9695-0.2
027.314.022.17010.1
037.012.821.6698-0.4
046.515.622.16970.1
056.714.320.1700-1.9
067.314.020.9698-1.0
077.614.522.56980.6
087.616.024.06932.2
096.112.519.8673-1.6
107.316.823.46422.6
117.714.521.16070.9
125.511.318.7566-0.9
138.917.121.44962.5
145.911.717.8426-0.3
155.211.117.1386-0.7
163.68.915.4337-2.0
176.19.813.9244-3.0
185.411.418.32021.6

ご覧の通り、極端な枠順の有利・不利が無いコースのようですが、強いて言えば16番枠・17番枠の成績が振るわないと言えそうです。

ただし、時期によって傾向が大きく変わるようで、本コースで行われる桜花賞は過去15年間で1枠・2枠の馬がなんと未勝利(2着すら1回だけ)なのに対し、阪神ジュベナイルフィリーズは1枠・2枠の馬が5勝を挙げていたりします。

阪神競馬場・芝1600mと相性の良いレースコース

次に、本コースと相性の良いレースコースを見ていきたいと思います。

相性の良さとは具体的に何かですが、ここではどのようなレースコースで好走した馬が、阪神競馬場の芝1600mでも好走する確率が高いのか、という観点で情報を見ていきたいと思います。

具体的には、過去3走以内に○○というレースコースで5着以内に入った馬が阪神競馬場の芝1600mで走った場合の勝率・連対率・3着内率を見ていきたいと思います。

それでは、阪神競馬場の芝1600mと相性の良いレースコースを見ていきましょう。(集計対象は2006~2020年です。)


◎◎◎阪神芝1600外と相性の良いレースコース◎◎◎
条件勝率連対率3着内率頭数
3走前までに
阪神芝1800外
で5着以内に入った馬の成績
14.6%25.3%37.4%478
3走前までに
中京芝1600
で5着以内に入った馬の成績
14.6%24.3%35.4%350
3走前までに
京都芝1600外
で5着以内に入った馬の成績
14.2%26.2%36.7%671
3走前までに
京都芝1800外
で5着以内に入った馬の成績
13.6%23.9%37.0%522
3走前までに
阪神芝1600外
で5着以内に入った馬の成績
13.1%25.2%36.2%1167

ご覧の通り、本コースと相性が良いのは同じ阪神競馬場の芝1600mと1800m、京都競馬場の芝1600m(外回り)と芝1800m、そして中京競馬場の芝1600mとなります。

阪神ジュベナイルフィリーズやチューリップ賞の上位馬が桜花賞で好走することが多いのはご存知の通りかと思います。(まぁこれは相性に加えて実力によるものが大きいかもしれませんが。)

加えて近年は、デアリングタクト(エルフィンステークス)、アーモンドアイ、ジュエラー(ともにシンザン記念)といった、京都の芝マイル戦で勝ち負けをした馬がそのまま桜花賞に勝つケースも目立っており、あらためて相性の良さが伺えます。


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阪神競馬場・芝1600mと相性の悪いレースコース

続いて、本コースと相性の悪いレースコースを見ていきたいと思います。

先程と真逆で、ここではどのようなレースコースで好走した馬が阪神競馬場の芝1600mだと好走する確率が低いのか、言い換えると、好走歴があてにならないレースコースはどれか、という観点で情報を見ていきたいと思います。

阪神競馬場の芝1600mと相性の悪いレースコースは以下の通りです。(集計対象は2006~2020年です。)

×××阪神芝1600外と相性の悪いレースコース×××
条件勝率連対率3着内率頭数
3走前までに
小倉芝1200
で5着以内に入った馬の成績
2.8%9.7%16.3%289
3走前までに
新潟芝1400
で5着以内に入った馬の成績
5.6%8.5%14.8%142
3走前までに
東京芝1400
で5着以内に入った馬の成績
5.9%12.8%21.6%273
3走前までに
京都芝1400
で5着以内に入った馬の成績
6.4%14.1%24.0%283
3走前までに
中京芝1400
で5着以内に入った馬の成績
6.5%16.8%22.3%184
3走前までに
中山芝1600外
で5着以内に入った馬の成績
7.3%16.1%21.5%316
3走前までに
新潟芝1800外
で5着以内に入った馬の成績
8.7%15.7%27.8%115
3走前までに
京都芝1200
で5着以内に入った馬の成績
9.0%14.0%18.0%100
3走前までに
阪神芝1400
で5着以内に入った馬の成績
9.2%16.6%24.8%501
3走前までに
京都芝1400外
で5着以内に入った馬の成績
9.4%17.0%24.3%341

相性が悪いコースは結構たくさんありました。

特に良くないのが小倉競馬場の芝1200mと、新潟競馬場の芝1400m戦となります。新潟に限らず、1400m戦は全体的に相性が良くないようですね。フィリーズレビューが本番の桜花賞にイマイチ繋がらないのも納得です。

その他、中山の芝1600mもトータルの成績ではイマイチです。もっとも、阪神ジュベナイルフィリーズは中山マイル戦のサフラン賞の勝ち馬がよく来たりするので、ローテーションの選択肢が割と限られる2歳戦と、それ以外とでは分けて考えるのが無難かもしれません。

阪神競馬場・芝1600mの位置取り別実績

最後に、位置取りの有利・不利についても見ていきたいと思います。

本ブログでは、位置取り別の成績として残り600m地点での先頭との差毎の勝率・連対率・3着内率を掲載します。(集計対象は2006~2020年です。ただし、新馬・未勝利戦は除いています。)

阪神競馬場の芝1600mの位置取り別実績は下表の通りです。

残り600m地点での先頭との差勝率
[%]
連対率
[%]
3着内率
[%]
頭数
タイム差無し13.721.830.1482
半馬身〜2馬身7.416.423.71024
2馬身超〜4馬身8.415.723.81651
4馬身超〜6馬身6.514.321.41087
6馬身超〜8馬身3.68.614.4660
8馬身超〜10馬身3.97.712.9363
10馬身超2.56.49.9485

勝率・連対率・3着内率のいずれも、残り600m地点で先頭(または先頭とタイム差なし)にいる馬の成績が頭一つ抜けています。

一方で、それ以降については6馬身差くらいまでであればそれほど大きく成績は変わりません。直線の長い外回りということもあり、差しも届くようです。ただし、追い込みはなかなか決まらないのも事実です。たとえば桜花賞でハープスターやアーモンドアイが見せた直線一気は、そうそう起こらないと思っていた方が良いでしょう。

おわりに

さて、阪神競馬場の芝1600mについて、その特徴を統計情報と併せて見てきました。

桜花賞、朝日杯フューチュリティステークス、阪神ジュベナイルフィリーズと、世代限定GIが多く行われる本コース。ただでさえキャリアの浅い馬たちのレースは予想が難しいので、レースコースの特徴はしっかりと頭の中に入れておきたいものです。

以上です。阪神競馬場の他のコースの特徴は阪神競馬場の特徴をご参照ください。


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